2026/01/29 23:03
ラウハラは「ハラの葉」を意味する言葉
ラウハラとは、ハワイに自生する植物「ハラ」の葉のことを指します。
ハワイ語で「葉」を意味する「ラウ」と、植物名である「ハラ」を組み合わせた言葉が、「ラウハラ」です。
つまりラウハラは、特別な加工名ではなく、素材そのものを表す名前でもあります。
ポリネシアに広がる、ラウハラの文化
ラウハラを使ったものづくりは、ハワイだけに限られたものではありません。
ハラの木が自生するハワイやタヒチを含むポリネシア地域一帯で、古くから受け継がれてきました。
乾燥させた葉を編み、籠や敷物、帽子など、暮らしに必要な道具を作るための身近な素材として使われてきたのです。
暮らしを支えてきた万能素材
当時のラウハラは、暮らしに欠かせない素材。
籠や敷物、帽子といった日用品だけでなく、カヌーの帆や、草ぶき屋根の材料としても使われていたとされています。
それほどまでに、ラウハラは丈夫で、生活に欠かせない素材だったことが分かります。
当時は今のような道具もなく、加工には多くの手間と時間がかかっていましたが、人々は自然と向き合いながら、工夫を重ねて使い続けてきました。
ハワイ島・プナ地区とラウハラ作り
ハワイの中でも、ラウハラ作りで知られていたのがハワイ島のプナ地区です。
良質なハラが育つ環境と、編みの技術が受け継がれてきた土地として、長く名前が挙げられてきました。
素材と技術が結びつくことで、ラウハラ文化が地域に根づいていったことがうかがえます。
文化復興とともに見直されたラウハラ
時代の流れとともに、ラウハラを使った暮らしは一時的に減少しました。
しかし20世紀後半、ハワイ文化を見直す動きが広がる中で、ラウハラも再び注目されるようになります。
生活道具としてだけでなく、手芸品や芸術作品としても作られ、現代の暮らしに合った形へと広がっていきました。

